梅雨時の交通事故に注意！雨の日に多いケガと接骨院での治療法

6月に入り、雨の日が続くと何かと外出も億劫になりますが、実はこの時期、交通事故が増える傾向にあるのをご存じでしょうか？
特に、追突や接触事故が起きやすく、事故後の体の痛みや不調を訴える方が、接骨院にも多く来院されます。

この記事では、梅雨時に交通事故が増える背景や、事故によって起きやすいケガの種類、さらに接骨院で受けられる治療の内容や、病院との違いまで、わかりやすく解説していきます。

梅雨の季節になると、交通事故が普段よりも多くなるというデータがあります。その主な理由は「視界の悪化」と「濡れた路面の危険性」です。

ワイパーを使っても、窓ガラスに付着する水滴や曇りで前が見づらくなり、歩行者や自転車を見落としがちになります。加えて、雨に濡れた道路はブレーキの利きが悪く、停止までにいつも以上の距離を要するため、追突事故が起こりやすくなるのです。

特に朝夕の通勤・通学時間帯は、時間に追われていることもあり、注意が散漫になりやすい状況です。急な飛び出しや信号の変わり目で焦ってしまうと、事故に繋がるリスクが高まります。

雨の日の交通事故で多く見られるのが、「むちうち」や「腰の捻挫」、それから「打撲」などのケガです。とくに追突された際に起こるむちうちは、事故直後は何ともなくても、数時間～数日後に首の痛みや頭痛、吐き気といった症状が出てくるケースが少なくありません。

また、車の乗り降りの際や、歩行中に転倒して打撲や骨盤周辺にケガを負う方も多くいます。雨で濡れた足元は非常に滑りやすく、思わぬ形での接触や転倒が起こりやすくなるため注意が必要です。

事故直後は、体が興奮状態にあるため、痛みを感じにくいこともあります。「痛くないから大丈夫」と放置してしまうと、後からつらい症状に悩まされることもあるので、体に違和感があれば早めに専門機関を受診しましょう。

事故後に特に注意したいのが、「初期対応の遅れ」です。
むちうちや腰痛といった症状は、見た目には分かりづらいため、軽視してしまいがちですが、放置することで痛みが慢性化し、長期的に回復が難しくなることがあります。

例えば、むちうちをそのままにしておくと、首の可動域が狭くなったり、慢性的な頭痛や肩こり、全身のだるさが続いたりすることがあります。また、「最初は平気だったのに、1ヶ月経って急に痛み出した」というケースも、決して珍しくありません。

早い段階で治療を始めることで、痛みの悪化や後遺症のリスクを抑えることができるため、「念のため」にでも一度診てもらうことをおすすめします。

交通事故によるケガの治療は、接骨院でも受けることが可能です。しかも、自賠責保険が適用されるため、自己負担なく通院できるケースが多いのも特徴です。

接骨院での主な治療内容は以下のようなものです：

こうした施術を組み合わせることで、単なる対症療法ではなく、体の根本から改善を目指すことができます。

また、交通事故に関する書類の手続きや、他の医療機関との連携、保険会社とのやり取りに関してもサポートしてくれる接骨院もあります。症状だけでなく、精神的な不安も取り除いてくれるのは心強いポイントです。

交通事故後は「病院」と「接骨院」のどちらに通えば良いのか迷う方も多いですが、結論から言えば両方の役割を理解し、上手に併用するのが理想的です。

まずは病院でしっかりと検査を受け、異常がないことを確認した上で、その後の治療やリハビリは接骨院で継続していくという流れが最もスムーズです。双方を併用することで、症状の早期改善と後遺症予防の両立が可能になります。

✅ まとめ｜梅雨の交通事故、油断せず早めのケアを

梅雨の季節は、視界が悪くなるだけでなく、路面状況も不安定なため、交通事故が発生しやすい時期です。
事故によるケガは、痛みや違和感が遅れて出てくることも多く、見た目に異常がないからといって安心はできません。

もし事故に遭った際は、早めに病院で診断を受け、その後は接骨院で丁寧にケアを行うことをおすすめします。保険を利用して自己負担なく通えるケースも多いため、金銭的な負担も抑えられます。

体の不調は、放っておくと将来的な健康にも影響します。雨の日の運転は十分に気をつけて、それでも万が一の時は、適切な治療とサポートを受けて、しっかり体を回復させましょう。

名古屋市昭和区　パシオン接骨院・整体院